8月15日に、約1年半ぶりとなる演奏会を開催いたしました。
感染予防対策をしながらの練習と開催。
むずかしいことも悩ましいこともたくさんありましたが、無事終えることができました。
参加してくれた団員、
ご協力いただいた皆様、
こんな中ご来場いただいた皆様、
本当にありがとうございました。
今回は普段とは違った状況下で、休団メンバー以外にも多くの団員が演奏会への参加を辞退しました。
ですが、辞退することだって、心持ちとしては簡単なものではありません。
本当はみんなと一緒に練習したい、演奏会を作っていきたい。
それ以前に、
みんなに会いたい。
話したい。
同じ時間を過ごしたい。
でも、
感染症は怖い、
移してしまう側にもなりたくない、
参加しなかったことで嫌われたくない。
いろんな感情、葛藤や恐怖があったと思います。
演奏会への参加メンバーや、開催に向けて準備を進めるメンバーの中でも、ずっと葛藤がありました。
今わざわざ演奏会をやる意味があるのか。
どれだけの対策をしていけば安心できるか。
人数が少ない中でどれだけの演奏を作っていけるか。
そんな中で、個人的に一番不安だったことは、
「このままではみんなバラバラになってしまうじゃないか」
ということ。
演奏会に向けて練習をしなければ、みんなとの交流の時間はなくなってしまう。
もちろん、練習以外に遊びに出かけることもできない。
かといって、参加する人しない人が、ここまで多く分かれてしまうと、溝ができてしまうんじゃないか。
でもそろそろ演奏会を開いておかないと、みんな帰ってきてくれなくなるんじゃないか。
結論としては、やはり開催して良かったなと思っています。
練習に参加できないから演奏には乗らないと決めたメンバーも、会場スタッフとして一緒に演奏会を作り上げたり、
遠くに行ってしまった元団員も演奏会終わりにメッセージをくれたり。
辞めてしまった団員が観に来てくれたり。
大変な状況下で、不要不急の時間を一緒に過ごすことは減ってしまいましたが、
再開してしまえば、なんてことはなく、いつものみんなでした。
打ち上げは当然お預けだったので、駐車場で名残惜しそうに立ち話をしていた団員も。
今、演奏会を開催できたことは、とても幸運なことで、恵まれていることだと強く感じています。
改めて、この夏に演奏会を開催できたことに感謝申し上げます。
そして、またみんなでぎゅうぎゅうになって、演奏できる日が戻ってくることを心から願っています。
その日まで、皆さん身体に気をつけて、生き抜いていきましょう。
筆:指揮者
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