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サマコン2021無事終演

8月15日に、約1年半ぶりとなる演奏会を開催いたしました。

 

感染予防対策をしながらの練習と開催。

むずかしいことも悩ましいこともたくさんありましたが、無事終えることができました。

 

 

参加してくれた団員、

ご協力いただいた皆様、

こんな中ご来場いただいた皆様、

 

本当にありがとうございました。

 

 

 

今回は普段とは違った状況下で、休団メンバー以外にも多くの団員が演奏会への参加を辞退しました。

ですが、辞退することだって、心持ちとしては簡単なものではありません。

 

本当はみんなと一緒に練習したい、演奏会を作っていきたい。

それ以前に、

みんなに会いたい。

話したい。

同じ時間を過ごしたい。

 

でも、

感染症は怖い、

移してしまう側にもなりたくない、

参加しなかったことで嫌われたくない。

 

いろんな感情、葛藤や恐怖があったと思います。

 

 

 

演奏会への参加メンバーや、開催に向けて準備を進めるメンバーの中でも、ずっと葛藤がありました。

 

今わざわざ演奏会をやる意味があるのか。

どれだけの対策をしていけば安心できるか。

人数が少ない中でどれだけの演奏を作っていけるか。

 

 

 

そんな中で、個人的に一番不安だったことは、

「このままではみんなバラバラになってしまうじゃないか」

ということ。

 

演奏会に向けて練習をしなければ、みんなとの交流の時間はなくなってしまう。

もちろん、練習以外に遊びに出かけることもできない。

 

かといって、参加する人しない人が、ここまで多く分かれてしまうと、溝ができてしまうんじゃないか。

でもそろそろ演奏会を開いておかないと、みんな帰ってきてくれなくなるんじゃないか。

 

 

結論としては、やはり開催して良かったなと思っています。

 

 

練習に参加できないから演奏には乗らないと決めたメンバーも、会場スタッフとして一緒に演奏会を作り上げたり、

遠くに行ってしまった元団員も演奏会終わりにメッセージをくれたり。

辞めてしまった団員が観に来てくれたり。

 

 

大変な状況下で、不要不急の時間を一緒に過ごすことは減ってしまいましたが、

再開してしまえば、なんてことはなく、いつものみんなでした。

 

打ち上げは当然お預けだったので、駐車場で名残惜しそうに立ち話をしていた団員も。

 

 

今、演奏会を開催できたことは、とても幸運なことで、恵まれていることだと強く感じています。

改めて、この夏に演奏会を開催できたことに感謝申し上げます。

 

そして、またみんなでぎゅうぎゅうになって、演奏できる日が戻ってくることを心から願っています。

その日まで、皆さん身体に気をつけて、生き抜いていきましょう。

 

 

 

筆:指揮者